すっぽんの生態

すっぽんの生態

すっぽんの生態を少しだけご紹介させていただきます



●すっぽんと亀

すっぽんは亀の仲間ですが、普通の亀との違いはいくつかあります。 まず、その甲羅が他の亀に比べて非常に柔らかく平たくなっています。特に甲羅の縁2センチくらいはエンペラと言われ、コラーゲンの固まりでプルプルしています。 また普通の亀は、甲羅が六角形の文様を作っていますが、すっぽんにはこうした文様がありません。



●非常に臆病

性質は、とにかく臆病です。そのため昼間は水底や河岸のくぼみなどに潜んでいて、夜になって活動を始めます。魚や貝、カエル等の餌を探して動き回ります。 一般には凶暴な生き物のように思われていますが、実は非常に臆病で、物音がするとすぐに水中に逃げ込んでしまいます。



●雷が鳴っても離さない

口には歯はないのですが、非常に顎が強く、噛まれて無理に離そうとすると本当に指先を食いちぎられる可能性もあります。 しかし、いったん水の中に戻してやると、その安心感からかすぐに離すことが多いのです。 寿命はかなり長く、天然のすっぽんの寿命はだいたい100年ぐらい生きると言われています。


すっぽん料理

とても栄養価の高いすっぽん。まるごとおいしく頂ける「すっぽん鍋」の作り方をご紹介します。


【材料】
すっぽん(捌いてあるもの):1匹
水:4,000〜6,000cc
しょうが:2かけ程度
醤油・塩・みりん
お好きなお野菜
酒:200cc


【調理手順】
  1. 1.大きな鍋にすっぽんを全部入れて、水と酒を加え生姜をそのまま入れます。
  2. 2.鍋の蓋はしないで、水の状態から強火で煮ていきます。
  3. 3.強火で沸騰させたらアクが出ますので丁寧に取ってください。
  4.  ※取り終わったら中火にして約2時間ほど煮込みます。
  5. 4.最初に入れておいた生姜を鍋から取り出します。
  6. 5.塩で味付けしながら醤油を入れて味を整えます。
  7. 6.土鍋に移し、豆腐やお好きな野菜類を入れて少し煮込みます。
  8.  ※この時すっぽんの甲羅も土鍋に入れるようにしてください。甲羅から美味しい出汁が取れるはずです。


【締め】
締めはやはり、「すっぽん雑炊」をおすすめします。
  1. 1.鍋に残った具材を全て取り出し、水洗いしたご飯を入れて一煮立ちさせます。
  2. 2.とき卵を入れて軽く蒸らし、熱々のうちにお召し上がりください。